女性が結婚生活をイメージするとき、若いときならば楽しいことがほとんどを占めるでしょう。結婚相手を選ぶとき、直感で決断しても構わないと思います。
結婚生活を始めたその後、その「直感」と「決断」が重要なポイントとなる場面も出てきます。それは女性ならではのある種得意領域とも言えるかもしれません。
例えば、夫の素行が最近ヘンだという直感を持ったとします。どんなタイミングを計ってそれを検証するか、真実を探るかというのはある種重要な決断になります。判断できずじまいで、うやむやのまま毎日を鬱々と暮らすことは耐え難いことでしょうし、生活に支障をきたすことになる可能性もあります。そんな時は勇気を持って行動することが必要になります。その結果を受けて、どう行動するかをまた決定しなくてはなりません。
しかしパートナーがあっての生活には、そういった決断は避けて通れないものです。
子どもが生まれ、子育てをしていく過程も同様です。例としては病気のときなどがそれに当たるでしょう。様子が変だと思ったとき、「救急で行くか様子を見るか」「判断を間違わなくて良かったと言えるか、失敗したと後悔するか」の分かれ目のようなことがたくさん起きます。
子どもの手が離れた後、次に来るのは親の介護でしょう。ここでも「同居するのか、在宅介護にするのか」「病院・施設に入ってもらうのか、あるいは親族で協力しあって乗り越えるのか」など、選択や判断が待っています。
直感を活かしながら、長い流れの中でのそのときどきの判断をしていくことが、結婚生活のリアルな姿なのではないでしょうか。